漫画のシナリオ 【愛がイク】

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・

【愛がイク】 (16)死闘

【愛がイク】 (16)死闘

四百字詰原稿用紙換算11枚

ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあり季節は常に真夏である。

 

登場人物

岩城修一(17)170㎝。2年生。超匂いフェチ。情に厚く恐ろしく喧嘩が強いが二枚目ではない。

 

北条愛(17)170㎝。2年生。美少女の主人公。

 

桜田優子(25) 170㎝。2年2組の担任教師で超匂いフェチ。上品かつ妖艶で超グラマーな美人。

 

北倉エミ(17)165㎝。2年生。ショートヘアーのキリッとした美人でクラスのリーダー的存在。

 

久美子(16)165㎝。1年生。新体操部。キリッとした美人。

 

栗栖(18)3年生。2mの巨人で見るからに恐ろしい人相。

 

その他悪相の部員多数

宮田(18)3年生。空手部主将

脇谷(18)3年生。副将

司会者(40)

審判(40)

真菜(18)180㎝。3年生。

スタイル抜群のメガネ美人。

香山京子(16)165㎝。1年生。キリッとした美人。

薬丸(16)158㎝。1年生。少し抜けたような顔。

悪相の不良A、B、3年生。

N=ナレーション&呟き

 

 

宮田「(感じ入ったように)あんな不意打ちをとっさにガードするとはさすがだ」

 

脇屋「しかも、蹴りの方向に跳ねて衝撃を逃がした・・・」

 

司会者「なんと今度は栗栖が反則。岩城、メガトン級の蹴りをモロに受けてしまった」

 

修一「(痛そうに腕を摩り)いたーっ」

 

久美子「先輩、もうやめて。そんなヤツのために怪我したら損やから」と哀願する。

 

修一「いでー」と膝をついて腕を擦るのを見て、

栗栖(こいつ、ひょっとしたら打たれ弱いんか?)

 

栗栖(連続攻撃したったらトドメを刺せるかも・・・)

 

修一「(鬼の形相で)われ、本気で怒らしたの」

 

栗栖(え、怯むどころか、よけい闘志をむきだしにしよった・・・)

久美子(まだ本気やなかったって事?)

 

   回し蹴りを仕掛けて、

栗栖(フェイントじゃっ)

 

   もう一方の爪先を顎を目掛けて蹴りあげ、

栗栖「どおじゃー、アゴを砕いたったどー」

 

   修一、微動もせず頭を反らせてよける。

 

栗栖「(ほくそ笑み)よしよし、そおこなのう」

 

栗栖「われは一発で倒すのはもったいなさすぎるわい」

 

栗栖「今まで人殺しになるんが恐ろしゅうて封じとった正拳じゃが・・・」

 

栗栖「くらえやーっ」と正拳を出す。

 

   久美子、両手で顔をふさぐ。

 

   宮田、脇屋、顔を背ける。

 

   ゴズッと不気味な音。

 

   栗栖の正拳と修一の正拳がぶつかったまま、二人は微動もしない。

 

   観衆、静まり返る。

 

宮田「いまの音、どっちかの拳が砕けたぞ・・・」

 

   栗栖の正拳を出した方の肩がじんわり盛り上がる。

 

   みるみる盛り上がって骨が飛び出す。

 

   栗栖、自分の肩を見て戦く。

 

栗栖「うぎゃーー」と絶叫。

 

司会者「なんと、栗栖の拳が砕けて骨が肩から突き抜けたー!」

 

司会者「いままで数々の試合を中継してきたが、こんな凄まじい戦いは初めてです」

 

   栗栖、恐怖に戦き、ぶらぶらしている腕をかばう。

 

   修一が向かってくるのを見て怯え、

栗栖「(審判に)お、おい、止めてくれ。お前、審判やろがー」

 

司会者「栗栖、完全に戦意喪失したようです」

 

   栗栖に近づく修一の前に審判が怯えて立ち塞がる。

 

審判(ま、まさか審判には手を出さないよな?)

 

修一「どけ」

 

   震えて痩せ我慢する審判に、

修一「無理すな。家族がおるんじゃろうが?」

 

審判「(涙目で)はい・・・」とよける。

 

   栗栖、怯える。

 

修一「(鬼の形相)おどれをブチ殺すゆうて、久美子に約束したけんのう」

 

   感激し、

久美子(初めてうちを名前で呼んでくれはった・・・)

 

   修一が突然、折った腕に回し蹴りをバグッと入れたので、

栗栖「ぐえーっ」と絶叫する。

 

審判(ひーっ)

 

司会者「岩城、まったく容赦なし」

 

修一「われの痛みなんか一瞬じゃが久美子はずーっと苦しんできたんじゃー」

 

   久美子、涙ぐむ。

 

   修一、バギッと脚をへし折る。

 

宮田、脇屋「うあ」と目を背ける。

 

   修道高の部員達、涙ぐむ。

 

優子(明日から敬語を使お・・・)

 

エミ(修一にこんな凄まじい一面があったなんて知らなかった・・・)

 

栗栖「ウギー」と膝をつく。

 

   栗栖を見下ろし、

修一「だれか止めてくれんかと期待しとるんか?」

 

修一「あー?」

 

   栗栖、ぼう然。

 

修一「無理じゃのう。止めるヤツは誰であろうとブチ殺したるけんのう」

 

司会者「岩城、憎悪をむき出し! 二人の間に何か因縁でもあるのか?」

 

   栗栖を見て、

脇屋「完璧。空手もあっちも再起不能。岩城と関わったばっかりに・・・」

 

栗栖「もう勘弁してくれや。久美子に謝るさかい、頼む」

 

久美子「(涙を流し)先輩、ほんまにもう気が済んだから・・・」

 

栗栖「(久美子に)すまんかった久美子。謝るからこいつを止めてくれ」

 

栗栖「お前しかこいつは止められんのじゃー」

 

   驚いて脇屋に、

宮田「久美子ちゃん、ひょっとしたら栗栖にひどいめに合わされて・・・」

 

脇屋「岩城が仇を取ために試合に出たんだ。それで辻褄が合う」

 

宮田「(感嘆して)まったくなんてヤツ・・・」

 

久美子「先輩、もうええて・・・」

 

   修一、無表情で栗栖に手を差しのべる。

 

司会者「やはり武道を志す者。最後は対戦者に手を差し伸べてやる感動の一瞬です」

 

   栗栖、ほっとして手を差し出す。

 

   その指を四本掴んで、

修一「この指で久美子の胸を揉んだんかい?」

 

   栗栖、あ然。

 

   久美子、あ然。

 

   四本の指をポキボキッとへし折られ、

栗栖「きえーーっ」と絶叫する。

 

   久美子、両手で顔を覆う。

 

   修一、もう一方の手を取って指を四本掴み、

修一「オ○○○もいじくったんじゃろうが?」

 

   久美子、あ然。

 

   四本の指をポキボキッとへし折られ、

栗栖「むぎえーーっ」と絶叫する。

 

修道高の部員達、「主将・・・」と涙ぐむ。

 

   のた打ち回る栗栖の顔面をゴズッ、ゴズッと蹴りながら、

修一「おどれごときが百回死んでもーっ」「久美子の心の傷は癒せんのじやーっ」

 

   久美子、ボロボロ泣く。

 

   宮田、脇屋、戦慄する。

 

京子(決めた・・・)

 

京子(うちの男はこの人しかおらん)

 

 

 

○病院病室内

   白井達三人、戦慄してテレビに見入っている。

 

 

 

   同、体育館

   修一を惚れ惚れと見つめ、

真菜(中途半端に正義感をちらつかせないところがシブすぎる・・・)

 

   道着を嗅いで、

修一「うっ、くさっ」

 

   修一、道着を床に叩き付けて出てゆく。

 

   宮田、脇屋、あ然。

 

   優子達、あ然。

 

   司会者と観衆、あ然。

 

京子(最後まで魅せてくれるなぁ。ほんま、千両役者やわ・・・)と惚れ惚れしたように呟く。

 

 

○教室

   修一が着替えてると優子達が来て、

愛 「修ちゃん、どこも怪我なかった?」

 

優子「も~う、はらはらして生きた心地がしなかったんだから」

 

エミ「もう二度と試合なんかに出な・・・」と言いかけた時、後ろから誰かが修一の頭をパシッと叩く。

 

   修一、無表情で固まる。

 

   優子達、青ざめて相手を見ると薬丸が立っている。

 

   修一、無表情で振り向く。

 

薬丸「修ちゃん」

 

修一「(笑顔)おお、ヤックンかあ。ここに入学したんだぁ」

 

薬丸「彼女ができたから報告に来た」

 

優子「(ほっとして修一に)友達?」

 

修一「広島から引っ越してきて一番最初にできた一級下の友達」「同じマンションだっ

たからよく一緒に遊んだよね」

 

薬丸「僕が遊んであげたの。修ちゃん、いつも淋しそうだったから」

 

エミ「へえー、そうだったんだ」

 

修一「ヤックン、彼女が出来たって?やったね」

 

薬丸「うん。自慢したくて来た。んじゃ、彼女が待ってるから行くね」と去る。

 

修一「また家に遊びに行くからね」

 

愛 「まるで言葉づかいが違って、修ちゃんって優しいんだよね」

 

   男性教師が顔を出し、

教師「桜田先生、教材のパソコンのデーターを消去するのを手伝って頂けますか?あ、

エミと愛も」

 

優子「はい、すぐに行きます」「修一くん、今日は早く帰って休むのよ」

 

愛 「じゃぁね、修ちゃん」と手を振るエミと共に出てゆく。

 

 

 

   人気のない校舎の裏の絵。

 

   不良三年生、A、Bが壁にもたれて、

A 「しっかし、すげえ試合だったな」

 

B 「岩城と同じ学年でなくてよかったわ」

 

B「ぜったい目をつけられてボコボコにされてるぜ」

 

A 「多分な」

 

A 「そりゃそうと、彼女に振られてもう一週間もご無沙汰なんだが」

 

B 「俺なんかもう十日も童貞」

 

   向こうの方で薬丸と真菜が楽しそうに手を繋いで歩いてるのを見て、A、Bが顔を見合わせる。

 

A 「今日のところは、あいつで間に合わせるか?」

 

B 「前はガバガバでも後ろの穴ならイケるもんな」

 

   校舎の影からBと共に出てきて真菜の腕を掴み、

A 「真菜、溜まってるんだ。ちょっと処理してくんねえか」

 

   真菜がはっと強ばり、薬丸が驚く。

         つづく