【愛がイク】 (67)いまわろうたの誰や?
四百字詰原稿用紙換算10枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあり季節は常に真夏である。
登場人物
佐治 (21) 2mの巨人、蛇のような目。スキンヘッドに顔も含め全身に耳なし芳一のように漢字の入れ墨を入れ、1個がゴルフボール大の玉を繋いだ長い数珠を首にぶら下げ、何とも言えず不気味な顔。
佐治の子分A、B他二名
真菜(18)180㎝。スタイル抜群の美女。空手部。
久美子(16)165㎝。キリッとした美人。以前、他校で栗栖に蹂躙されてたが修一に救われる。8話から登場。
桜田優子(25) 170㎝。修一の担任。超匂いフェチ。妖艶で超グラマーな美人。
宮田 安西高校空手部主将
脇谷 同、副将
香山組の組長(50)京子の父
同、若頭(50)温厚そうな顔
同、子分A、B、C、D(各25)

N=ナレーション&呟き
宮田達驚き、
宮田「なぜ栗栖がここに・・・?」
司会「な、何と言う事、事情は分かりませんが栗栖が安西の助っ人として登場しまし
た!」「なんと心強い助っ人でありましょうか!」
失神した真菜を抱き起し宮田に、
栗栖「何しとんじゃわりゃ、はよこの子を介抱したらんかいや!」
宮田「(慌て)お、おう・・・」
白線の外から乞うように、
舞 「栗栖君、私の仇なんか取らなくていいからあんなヤツと戦うのはやめて!」
真菜をお姫様抱っこしたまま、
栗栖「そうはいかんのじゃ、お前が二度と玩具にされんように入道を倒さなならんのじ
ゃ」
舞 「(涙ぐみ)栗栖くん・・・」
栗栖「お前はわしの女じゃ、だれにも指一本触れささんで」
栗栖(な、なんや岩城のマネみたいで照れてしまうやんけ・・・)と照れる。
舞、涙を流し両手で口を押える。
その舞の様子を離れた所から見て、
久美子(ひょっとしたら栗栖の彼女・・・?)
久美子(ちゅう事は前回のうちの逆バージョンか?・・・)
抱き抱えた真菜を宮田に手渡し、
栗栖「この子はたいした度胸じゃ、しっかり介抱したれよ」
宮田「あ、ありがとう・・・」
宮田、安西の陣営に真菜を降ろした時にふとパンツだけの股間に目がゆく。
宮田、股間を凝視したまま目がくらむ。
その宮田を呆れて見て、
脇谷「お前、なに考えてんだ?」
宮田「(赤面し)い、いや別に・・・」
審判「(栗栖に詰め寄り)き、きみきみ・・・」
栗栖「きみきみて、わしゃ卵やないわい」
栗栖「回りをよお見てみい、わしを止めたらお前が観衆にボコボコにされるぞ」
栗栖「われはこれまでの生き様通り見て見ん振りしとりゃええんじゃ、のう?」
審判「(赤面)うぐ・・・」
久美子「あの憎たらしい栗栖がなんやええもんに見えてきた・・・」
久美子「(頭を振り)いやっ、ちゃうちゃう、あいつは憎たらしいクズなんや!」
舞 (どうしょう、もし栗栖君が殺されたら・・・)
舞 (はっ、岩城さんなら佐治に勝てるかも・・・)
舞、ひっ迫して回りをキョロキョロ見回す。
舞が久美子をキッと見つめたので自分の顔を指さし、
久美子「え?うち?・・・」
すがるように久美子を捕まえ、
舞 「前回の試合を見ました。貴女は岩城さんの友人ですよね?」
威張ったように、
久美子「友人とちゃう。彼女や!」
舞 「お願いです、岩城さんがどこにいるか教えて下さい!」
拍子抜けし、
久美子(こ、ここは突っ込むとこやろが・・・)
舞 「お願い、早く教えて!」
久美子「せ、先輩なら図書室で絵本の資料を集めてるはずやけど・・・」
校舎内図書室の外観。
「ガラッ」と戸が開いたので机に多数の本を広げた修一が戸口を見る。
はぁ、はぁとひっ迫し、
舞 「岩城さん・・・ですよね?」
修一、無表情で舞を見る。
同、体育館内、
試合場真ん中で佐治と栗栖が睨み合っている絵に司会の声、
「こんな好カードをだれが予想出来たでしょうか、共に2mを超える巨人が火花を散らせて睨み合っています」
佐治「世に仇なして来たお前が宗旨替えして似合いもせん善人面かー?」
栗栖「タコはしゃべっとらんと道頓堀でたこ焼きでも焼いとれや」
場内「どーっ」と大爆笑。
客席をじろりと見回し、
佐治「いまわろうたの誰やー?」
佐治「じっくり顔を見させてもらうさかいもう一回わろてみー」
場内、しーんと静まり返る。
久美子「栗栖!その気色悪い妖怪をぶちのめしたりー!」
久美子の方を見て驚き、
栗栖「久美子・・・」(わしを応援してくれよった・・・)
久美子の方に歩み寄り、嬉しそうに、
栗栖「わ、わしを堪忍してくれるんか・・・?」
久美子「(はにかみ)か、堪忍した訳やないけど・・・まあ彼女のために頑張りや」
栗栖「(嬉しそうに)お、おう、おおきに」
栗栖の横に佐治がぬーっと立って久美子に、
佐治「妖怪はお前の顔覚えたでー、地の果てまで追うから待っとりやー」
久美子「なんでお前みたいなタコ待たなあかんねや、息臭いから向こう行け!」
優子達驚き、
優子(ひやー、なんて気の強い子なの・・・)
佐治「わりゃー」と飛び掛かりそうになったのを栗栖が蹴り倒し、
栗栖「われの相手はわしじゃ!」
久美子「栗栖!そんなタコたたんでしまえ!」
栗栖「おう、まかせとけ」
優子達、久美子をあ然と見る。
脇谷「栗栖を呼び捨て・・・」と驚く。
試合場真ん中、睨み合う二人に審判が、
「はじめ!」と声をかける。
栗栖「明石のタコが、よおもわしの女を・・・」
佐治「ほおー、そないな間柄になったんか―?」
佐治「ほなわしゃ、お前らの縁結びの神ちゅうわけやー」
佐治「わしが朝から晩までやり倒したあの女に命掛けるほどの値打ちがあるかのー?」
栗栖「ゆうなっ!」と顔面に正拳をかますがバッと掌で掴まれ、
佐治「ゆうとくが強姦したんとちゃうでー」
佐治「口じゃイヤ言いながらー・・・」
道場でスカートを着たまま佐治にのしかかられた舞が彼にしがみついて腰を突き上げてる絵に佐治の声、
「いっつもアソコをズブズブにして自分から腰振ってしがみついてきよったんやでー」
栗栖「うぅぐ・・・」
佐治「それでもわしが憎いかやー?」と顔面に横蹴りをくらわせられ、
栗栖「くはっ」と吹っ飛ぶ。
舞 「きゃーっ」
司会「な、なんとあの栗栖が、いきなり劣勢に立たされました・・・」
ヨロッと立ち上がった栗栖の膝を佐治が腕組みをしたままトンと蹴る。
栗栖、ヨロッと倒れる。
栗栖「こんタコがーっ」とヨロッと立ち上がる。
再度膝の横をトンと蹴られ、栗栖が「うっ」と呻き尻もちをつく絵に司会者の声、
「は、初めて目にしましたがこの技はシステマでしょうか?・・・」
膝を痛そうに押さえる栗栖の絵に尚も司会者の声、
「執拗に関節を狙われ、まるで赤子をひねるようにもて遊ばれています・・・」
佐治「(栗栖を見下し)お前ごときじゃわしに指一本触れるのも無理やでー」
佐治「タコタコちゅうておちょくってくれたがタコちゅうのは恐ろしいんやでー」
尻を突いてる栗栖の背から「バッ」と手足を絡めて羽交い絞めにする。
腕で首を絞めながら、
佐治「タコちゅうのは相手に絡みついたが最後、全身の骨をへし折って喰うてしまうんやでー」
栗栖「うぐうぅ・・・」
栗栖に耳打ちするように、
佐治「やっぱりあの女、返してもらうわなー」
佐治「顔はイマイチじゃが最高にええ道具もっとるさかいなー」
気絶寸前の栗栖に、
佐治「しゃべくりはこの辺にして、そろそろあの世にいきやー」
栗栖、全身をボキボキ締められ手足を痙攣させてるのを審判がおろおろして見ている絵に司会者の声、
「最早これ以上続行は不可能!審判は今すぐ試合を中止させなければ危険です!」
佐治を後ろから羽交い絞めにし、
審判「ス、ストーップ!すぐに離さないと危険行為とみなし退場させるぞ!」
佐治「ちっ、命冥加なやつじゃのー」と栗栖を放す。
這いつくばったまま動けず、
栗栖「ううぅ・・・」
栗栖を見下し、
佐治「そこで呻いとっても事態は変わらんでー、甘えとらんとはよ立ちやー」
佐治「立たんかったらあの女連れて帰るでー」
栗栖、よろけて立ち上がる。
佐治「(感心し)ほー、あの女はそない値打ちあるかー?」
佐治、飛び上がりざま栗栖の顎を「バゴッ」と蹴り上げる。
栗栖「ぐはっ」と血反吐を吐いて舞がいる白線の外まで吹っ飛ばされる。
つづく