漫画のシナリオ 【愛がイク】

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・

【愛がイク】(104)クズどもに天誅

【愛がイク】(104)クズどもに天誅

四百字詰原稿用紙換算10枚

ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあり季節は常に真夏である。

 

    登場人物

里香(17) 165㎝。修一と同クラス。清楚な美人でアニメ声。

やくざA(40)蛇のような目の極悪顔 

やくざB(40)蛇のような目の極悪顔で兄貴格

津川幸雄(40)穏やかな顔の紳士。

上田美穂子(28)165㎝。グラマーな美人。

花、美穂子の娘(2)

N=ナレーション&呟き

 

 

 

   真っ白のコマに修一のN

N 『あんたらは悪人がみな悪人面してることを不思議に思った事はないか?』

 

     空の絵にN

N 『あれは遺伝のなせる業で、四十人に一、二人ぐらいの割合で発生するみたいだ』

 

○小さな公園

   誰もいない公園で砂遊びする花(2)の前に屈んだ上田美穂子(28。ノースリーブ、膝丈スカート)が悲しげな顔でわが子を見つめてる絵にN

N 『その証拠にあんたのクラスにも一匹は気が小さいくせに群れたら暴力を振るうクズがいるだろ?』

 

   ふと顔をあげた花が、涙を拭う母に気付く絵に、

N 『そいつはかなりの確率で将来、犯罪を犯し人に迷惑をかけるはずだ』

 

   美穂子のパツパツの尻にうっすらパンツの線が透けた絵にN

N 『腐るほどクズをぶちのめしてきたこの俺が言うんだから間違いないって』

 

花 「ママ、どうしたの?」

 

   涙を流して花をぎゅっと抱きしめ、

美穂子「ごめんね、ママを許して・・・」という絵にN

N 『クズの遺伝子はゴキブリのように強くーー』

 

   美穂子の股間のアップに、

N 『そのDNAは脈々と子孫に受け継がれる・・・』

 

 

 

○国道(レクサスとクラウンの2台以外他車はいない)

   トロトロ走る黒のレクサス(全面スモーク)の後方に少し間を空けて黒のクラウンが走ってる絵にN 『一匹のクズがクズとつがいになってクズを産み、そのクズがまたクズを産む』

 

   レクサス車内。助手席のやくざB(40)がルームミラーに目をやる絵に、

N 『数十年後にはいったい何匹まで増殖してるか想像しただけでもぞっとするだろ?』

 

   蛇のような目でルームミラーを見るBに運転手のAが目をやる絵に、

N 『だが、いま目の前のクズを一匹殲滅したら、そいつの血を引くクズの増殖を防げると考えた事はないか?』

 

   前方のレクサスを見て津川幸雄(40)が、

津川(なにトロトロ走ってるんだ・・・)と呟く絵にN『いまの日本の法律は加害者に大甘で、被害者の悲しみや悔しさをまるで理解しちゃおらん』

 

   津川が前車を抜こうとする絵に、

N 『法を作る議員や裁判官がみな身内を殺されたり被害を受けた経験があったらー

ー』

 

   レクサスが右に出て進路を塞いだので津川が驚いた絵に、

N 『もっと被害者の気持ちに寄り添った刑を下すはずだ』

 

   少し焦り、

津川(今のは嫌がらせか、それとも偶然か?)という絵に、

N 『断言する。日本の法では絶対に被害者は報われない!』

 

   緊張しながら津川が再度、前車を抜こうとする絵に、

N 『ならばーー』

 

 

 

   修一がスクーターで住宅街を走ってる絵に、

N 『俺がクズどもに天誅を下し、ヤツらの血を根絶するしかないだろ?』

 

   修一、走りながら横の公園を見る。

 

   すっと停まって足をつき、向こうで娘を抱きしめてる美穂子を見る。

 

   二人を見つめる修一をロングで描いた絵。

 

   アクセルをゆっくり絞る絵のアップ。

 

   「プルルー」と走り去る修一。

 

 

○国道

   再度レクサスが右に出て進路を塞いだので津川が驚く絵にN『津川幸雄。40歳』

 

   Aが運転席側から手を出し左に寄れと合図する。

 

   青ざめ、

津川(全面スモーク・・・ひょっとしたら暴力団か?・・・)

 

   二台がそっと左側に停まるのを上から俯瞰した絵。

 

   津川(汗)、震える手でハンドルを握りしめたままレクサスを見つめる。

 

   A、ガチャとドアを開け右足を地に付ける。

 

   ニコニコして近づいてくるAを車内から見てほっとし、

津川(よかった。笑顔だ・・・)

 

   ウインドーが開いた運転席の津川に、小腰を屈めて笑顔で、

A 「えらいお急ぎのようですね。ぶつけられるかとひゃっとしましたよ」

 

津川「(怯え)す、すみません。不快な思いをさせたのなら許して下さい」

 

A 「(笑顔)同乗者は心臓が悪いのに、もし何かあったらどないしてくれるんですか?」

 

津川「ほんとにすみませんでした」

 

   表情を一変させ蛇のような目で睨み、

A 「謝るんやったら外に出て謝らんかいやっ!」

 

津川「(怯え)ひっ・・・!」

 

   半泣きで地面に土下座し、

津川「ど、どうか許して下さい」

 

A 「ごちゃごちゃ言わんと誠意をみせんかいや。誠意を」

 

津川「(驚いて顔をあげ)あの、金を出せってことですか・・・?」

 

A 「あー?」

 

A 「お前、わしを馬鹿にしとるんか?誰がそんな事ゆうた?」

 

   津川、訳が分からず乞うような顔でAを見上げる。

 

A 「ま、あんたが自主的に誠意をみせてくれたら何もかもまるーに収まるとは思うがの」

 

   背広の内ポケットから財布を出しながら、

津川「・・・こ、これで収めて頂けるでしょうか?」

 

   A、長財布から全額(十万)を抜く。

 

   財布で津川の頭をバシッ、バシッと叩き、

A 「これからは人をヒャッとささんように気をつけて運転せなあかんぞ」

 

   俯いて震えながら失禁してる津川に、

A 「お前は分かりましたの一言がいえんのか?」

 

   涙と鼻水を流しながら半泣き顔を上げ、

津川「わ、わがりましたーーっ」

 

   Aが「バムッ」と車のドアを閉めて運転席に座り、奪った金を見せると、Bがニャッとほくそ笑む。

 

   涙と鼻水を流し土下座したまま去る車を睨みつけ、

津川(死ねっ!クズ野郎が。一生お前を許さないからな・・・)

 

 

 

○ほとんど交通量のない道路沿いの街角

   停めたベスパ946にもたれた里香のスカートの奥に見える白いパンツのアップ。

 

注、里香の服装はタンクトップ、ミニ。腰にウエストポーチ。

   里香が人待ち顔でベスパにもたれている絵の大ゴマ。

 

   修一、向こうにいる里香に気付く。

 

   里香の前に「キッ」と停まり、

修一「待った?」

 

里香「(嬉しそうに)修ちゃん」

 

   スクーターに跨ったままスマホを構え、

修一「おっと、そのまま動くな」

 

   ポーズをとる里香を「カシャ」と写し、

修一「そのバイク、里香に似合ってるな」

 

里香「(嬉しそうに頬を染め)ありがとう」

 

修一「ではカラオケに出ぱーつ」

 

   バイクに跨って、

里香「発車―!」

 

   空の絵に里香の声、

  「修ちゃん、もっと早く走ってよー」

 

   かなり前寄りに座った里香のパンツ丸見えの股間を足元から煽ってアップで見た絵。

 

修一「(横に並び)里香、そんな前に座ったらブレーキをかけた時にずり落ちるぞ」

 

里香「だって、この方が運転しやすいんだもん」

 

   併走しながら手を伸ばしスマホでパンツを写す修一に、

里香「(頬を染め)修ちゃん危ないってー」

 

   レクサスのフロントガラスの向うに修一と里香がトロトロ走ってるのが見える。

 

   A、アクセルをグィと踏み込む。

 

   レクサスが先頭を走ってる里香と接触せんばかりすれすれに追い抜いたので、

里香「きゃっ」とよろける。

 

   修一、血相を変える。

 

里香「(停まって)あほーっ!どこ見て運転してんのよーっ」

 

   レクサス、「キキーッ」と停車する。

 

   レクサス、「ブオーン」と急発進でバックしてくる。

 

   バイクに跨ったままの二人の横に「キッ」と急停車する。 

          つづく